令和 梅の花(梅華紋)・黄櫨染御袍 衣装の雛人形
2019年5月1日から令和の時代となり、即位される天皇陛下は黄櫨染御袍(こうろぜんのごほう)という天皇のみがお召しになる装束をまといました。
安倍首相の言葉として、
『梅のように咲き誇る花を咲かせる日本でありたい』
『人々が美しく心を寄せ合う中で文化が生まれ育つ』
という意味込める。とあります。
梅は桜よりも早く寒い中で花を咲かせる、春一番を告げる花です。
安藤人形店『令和の梅』の梅華紋様を使用した衣装
四君子の中の梅として、中国語で君子は徳を表すということで、かつてから梅華紋を使ってきました。
それにプラスされるように安倍首相が、『梅のように咲き誇る花を咲かせる日本でありたい』というお言葉を発せられ、安藤人形店の雛人形は、令和にぴったりの雛人形となりました。
安藤人形店では、かつてから、黄櫨染の衣装を着せ付けた殿、梅の花をあつらえた梅華紋の姫を一対として親王飾りを制作しております。
令和にぴったりの安藤人形店の衣装にも注目して、雛人形をご覧ください。
安藤人形店の梅華紋(姫)の親王飾り
※クリックすると拡大画像をご覧頂けます。
殿の黄櫨染に対して姫は朝廷の風俗のしきたりにならって、弥生三月の梅の丸華紋とし、ご着用いただきました。
経糸、緯糸ともに正絹(絹100%)を使い、平箔、金糸などを使わない有職織のお衣装でございます。
安藤人形店の黄櫨染(殿)の親王飾り
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櫨の木の若芽の煎じた汁に、酢や灰などを混ぜて染めたものを「黄櫨染」(こうろせん)といいます。
色は赤茶で中天の太陽を表す色と伝えられ、天皇陛下が晴れの装束に着用なさる袍の色と定められています。
又、桐竹鳳凰模様は高貴と瑞祥を表す紋様で、鳳凰が桐の木に留まって鳴く時、聖王が生まれるという伝えから、桐も鳳凰も天皇家だけが用いることの出来る紋様でした。近世になり、麒麟が加えられ天使の徳を顕わしています。
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