京都国立博物館「琳派京を彩る」


俵屋宗達・尾形光琳・酒井抱一 三人の絵師による「風神雷神図屏風」を見たさに 60分並び 京都国立博物館へ行ってまいりました。
お雛さま作りのように 一子相伝でもなく 師匠の技を見て学ぶわけでもなく、この三人の活躍時期は 互いにほぼ百年の隔たりがあり 直接顔を合わせたこともなかったのです。
写し継ぐ(模写する)ことによって 宗達作品を光琳が学び、光琳作品を抱一が学んでいるようです。
光琳や抱一の作品には創意が加えられ 一見同じように見えながら、実は微細な違いを秘めていました。 その違いこそが 絵師の個性なのでしょうね。
三人の絵師のお屏風 それはそれは圧巻でした。
どれも 愛嬌がありひょうきんな「風神雷神」でした。
「養源院」さんの唐獅子の杉戸絵はこちらに来ておりました。
全て一見の価値があると思います。