「日本の洗練された控えめな美」とお雛さま
八月二十九日から名古屋の古川美術館におきまして 琳派四百年記念として 京都の「唐長の世界~琳派文様の美」の作品展が開かれ その作品とともに 桂甫作のお雛さまも ご一緒にお飾りいただいております。
名古屋の地で 琳派は初めてのことで 本阿弥光悦以来四百年続いた 唐長十一代目さんの作品、金泥銀泥が使われ、銀は長年空気に触れ 燻され重厚さが出て その前でお雛さまが 鮮やかにそれでいて しっとりとなじんでおりました。
建物・しつらえ・唐紙 引き立てるものばかりの本物の美の中にお雛さまも溶け込んでおりました。
「日本の洗練された 控えめ美」を堪能させていただきました。
十月十二日までです。
皆様もぜひお運び下さいませ。